某建築会社様(栃木県佐野市)

画像:テント上屋新築

・お問い合わせ

今回の案件は栃木県佐野市にて建設業を営まれる会社ご担当者様よりお電話をいただきました。

現在テント上屋を計画しており、建築確認申請を含めて相談したいとの事でした。

画像:テント上屋新築

・ご提案から受注まで

スケジュールの調整を行い建築会社様にて計画内容、引き渡し希望の時期等詳細を伺い、建築確認申請可能な強度計算を行ったテント上屋の設計を行い図面を作成し、同時に見積もりを算出しました。

構造計算を行った上で建築物を設計する際、基礎の設計も必須条件となる為、基礎設計も同時に提示しました。

今回テント上屋柱下部にコンクリート根巻を計画しているとの事で、出来るだけテント上屋内の面積を大きく使用したいので、偏芯基礎で設計しなおしてくれとのご希望が上がり基礎図の見直しを行い、ご発注いただきました。

今回の受注は「建築確認申請業務一式」「テント上屋製作・施工」「建築検査」となりました。

画像:テント上屋新築

・建築確認と施工スケジュール

受注後建築確認申請を行う為、1級建築士と現場を確認、施主様より必要書類をお預かりし、役所への建築申請を行います。申請後数週間で役所の審査が終わると質疑を数回行い最終的に建築の許可をいただきます。

我々の製作業務はここからとなります。

建築許可が出る前に材料発注や製作を行ってしまうと、役所の審査にて変更依頼があった場合製作しなおしとなるからです。

製作スケジュールを組み、施工スケジュールを組み、完了検査のスケジュール組み、お客への引き渡し時期を最終調整します。

画像:テント上屋新築

・施工経過と施工完了

工場での製作が終わると、現場への運搬、施工となるのですが、今回お現場はあいにくの雨、施工は3人で3日間を予定。この時期現場が重なっており本来であれば、4人から5人で2日で終わらせる計画でしたが、人手不足により3人で対応しました。

晴れている日というのはなんてありがたい事なのか、今回の様な天候の時はつくづく感じさせられました。

何はともあれ、無事に現場施工は完了しました。
今回収容物が材木という事で、膜材は不燃シート(FG8)を使用しました。

不燃材は基本的に折れ目を付けてはいけないシートとなり、梱包、運搬時も通常の防炎品とは異なる梱包方法とする必要があります。

また施工の際にも、多々神経を使う必要性がありW17mxL20mxH8というサイズの上屋を3人で3日間で施工完了(しかも雨天)は我ながら素晴らしいと感じました。

施主様の検収も何事もなく1発完了。

役所、消防の完了検査も1発クリアーで予定していた施主様への引き渡しを無事終えることが出来ました。

建築会社のご担当者様、1級建築士、弊社スタッフ、役所並びに消防のご担当者様皆様のご協力があって新築テント上屋を完成することが出来ました。

どうもありがとうございました。
画像:テント上屋新築