某工場様(栃木県小山市)

画像:丁張り

・地盤調査

地盤調査委を行った結果、地中6m~12mの間に関東ローム層があり建築予定地すべてが、関東ローム層に乗っていることが判明、役所に相談したところあまりにも不安定な土地ゆえに柱状改良工事を行うよう指導がありました。

すぐに改良工事計画を立てたうえで見積金額を算出。

当初より地盤調査の結果によっては改良が必要になることもあるとは伝えていたものの、追加工事費として数百万となると、施主様も困っているご様子がうかがえました。

少しでも安く出来る様、最大限努力いたしました。

地盤改良工事の予算追加は、進行を一時ストップせざるを得ない状況でしたが、納期ありきで動き出した工事であるため、追加予算をご了承いただくことが出来ました。

画像:丁張り


画像:丁張り

・丁張

この遅れを取り戻すために、建築許可が出る前に丁張を行い、アスファルト敷地面にカッターを入れ、アスファルトをめくるところまでの準備を先行しました。

本来であればフライング的な工事は行わないのですが、商品が入荷するタイミングにテント倉庫がないと、野外管理となってしまう事は避けなければならないという事を重んじた結果です。

後日無事に建築許可が下りました。

画像:柱状改良


画像:柱状改良


画像:柱状改良

・地盤柱状改良工事

建築許可が出た翌日には土壌調査、強度試験により十分な強度を出すことが出来る配合による地盤柱状改良工事をスタートすることが出来ました。

柱状改良工事に用いた特殊セメントの硬化時間を待って、路盤調整を正確に行い、セメント基礎が正確かつきれいに出来上がるための捨てコン作業までを一気に進めました。

その昔この土地は何かの工場だったと伺っていたため、何が出てくるか不安材料はありましたが、掘削作業中に異物は出てこなかった事は幸いでした。

画像:路盤


画像:路盤

・捨てコン作業

捨てコン作業を行う上で一般道路にコンクリートミキサー車、コンクリート圧送車を駐車して、作業する必要性がありましたので、管轄警察署に出向き道路使用許可申請を行いました。

後々のテント倉庫建て方行為の際にも、運搬トラック、クレーン車の駐車も必須となるため、同時にこちらの申請も行ってきました。

また、この道路をよく使用している近隣の工場担当者様にもあいさつに伺い、工程表を提示したうえでご協力いただけるようお願いに伺いました。

捨てコン作業も順調に進行し予定通りに終えることが出来ました。
画像:捨てコン作業


画像:捨てコン作業