フットサル場様(群馬県高崎市)

画像:テント上屋生地張替工事

・ご依頼内容

今回の案件は数年前に1度施工させていただいたフットサル場様よりご連絡をいただきました。

お客様休憩場所として設置してあるテント上屋生地がところどころ穴があいており雨漏れがひどくなってきているので、生地張替の見積もりをしてもらいたいという内容でした。

画像:テント上屋生地張替工事

・現調から受注まで

こちらのフットサル場は高崎ICのすぐ近くにあり頻繁に通りところなので形状は把握しておりますが、正確な寸法は実測しなければならないので、さっそく現調に伺いました。

真下から天井を確認すると、生地の劣化が著しく進行しており、お客様による補修も多数見受けられる状況でした。

この地域は冬場となると強風が吹き荒れることが多いので、強風が吹く前に張り替えたいというご希望でした。するとどう転んでも年内に施工しなければ!!!

何といっても今回の案件は納期との闘いになると感じました。
見積金額を展示させていただき、すぐにご発注をいただきました。

画像:テント上屋生地張替工事

・制作の詳細

今回の様な変形タイプをより正確に製作する為に、弊社ではPCによる製作図を1度作成します。

製作図で整合性を確認してから、生地の製作に入るのです。
現場で採寸した数字だけを元に製作に入ると、どうしても数センチにずれが生じるのです。これは材料となる生地の特性として、伸びが発生するからなのです。

この伸び率を計算し製作図を作成することによって、正確な生地裁断が可能になり、正確な寸法にて製品製作が出来る様になるのです。

弊社製作部に於いてPC図面製作~生地製作までを一貫して行っている為、担当者を1名定め責任ある業務遂行が可能となっております。

今回は製作図作成に2日、生地製作に5日を要しました。

画像:テント上屋生地張替工事

・施工開始から完成まで

現場での施工につきましては、2日かかりました。
今回の様な立体テントの場合、天井部に縫製面が来てしまいます。

縫製にはミシンを使用しますので、ミシン針が生地に穴を開けます。そのミシン針穴から雨水が浸入することがあるので、今回は天井部ミシン針穴をすべて施工後に目止めし、水の侵入が無いよう施工しました。

また、この目止めもきれいに施工できるよう、幅30mmで統一し目止めされていることが一見わからない様施工しました。

4面天井テント上屋の3連棟、しかもジョイント部は水勾配を付ける為、二等辺三角形になっている変形テントでしたが、いろいろな知恵を使いきれいに仕上げることが出来ました。

ありがとうございました。
画像:テント上屋生地張替工事