栃木県芳賀郡芳賀町

ご依頼内容

今回の案件は、昨年日よけ用膜の製作をご依頼いただいた、保育園理事長様より別の保育園で日よけ用として、セールシェードを設置したいので来てほしいいとご連絡をいただきました。

画像:セールシェード


画像:セールシェード

ご依頼内容と現調

現場に伺ってみると、すでにコンクリート支柱が設置されており、このコン柱を利用してセールシェードを新設して欲しいとおっしゃられました。

また日陰を作るにあたり、日陰になってほしいエリアを地面に表現されたのですが、コン柱の設置位置を考慮すると、希望されている場所に日陰を設けるのは厳しいことが判明しました。

柱の埋設の時点でご相談いただければ埋設にベストな場所をアドバイスできたのですが、時すでに遅し。
とはいえ日陰が欲しいのは重々承知ですので、少したるみが出来てしまうことは了承していただき設計を行うことになりました。

画像:セールシェード

ご提案

今回セールシェードの新設を計画されているのは3カ所。
1ヶ所が4角形、2か所が3角形。

3角形の場所はきれいに製作、設置できるのですが、4角形の場所は希望の日陰場所を考慮するとなかなか難しいのがシミレーションの段階で判明しました。
というのも力点を対角線上に設定しなければならないのですが、お客様の希望される日影の位置がこの条件に当てはめるとだいぶ違う形になってしまうからです。

このことについて説明をさせていただいたところ、生地のたるみが発生してもよいので、なるべく日陰の位置を優先してほしいということになりました。
そこで、数回日陰のシュミレーションを行いエグリを強めに設定して、最善と思われる形状の膜設計図を完成させました。

今回の設計にはだいぶ苦労していました。
なぜなら、お客様はシェードが垂れ下がっていてもよいといってくださっているものの、プロとして出来るだけテンションをかけ、きれいにぴったりと張り上げたいと考えているからです。

画像:セールシェード


画像:セールシェード

施工経過

施工時まずは4角形セールシェードから開始です。
柱に滑車を取付ロープを通して引っ張ります。

シミュレーションとほぼ変わらぬ位置にセールシェードが設置され、園舎の校庭に大きな日影が出来ました。
園児たちより職員の方々が感動しておられました。

【作業風景】

施工完了

続いて3角形のセールシェード張り上げりはご覧の通り綺麗に仕上がっております。
今回すべてのセールシェードがロープとカラビナで付け外しが出来仕様になっております。

大きなものですと、女性が1人でテンションをかけて設置するのは少々厳しいかもしれません。
ご家庭におけるお庭や、ベランダ、屋上といった程度のスペースであれば、今回の仕様で十分かと思います。

保育園さんということでこれから夏の暑い時でも、園児が日陰になった園庭を元気に遊びまわれることでしょう。
どうもありがとうございました。

画像:セールシェード


画像:セールシェード


画像:セールシェード