群馬県みどり市

画像:吸気ダクト据え付けにおける生地加工

・ご依頼内容

今回の案件は、数年前に弊社にて据え付けさせていただいた、透明糸いりテントブースにお客様が吸気ダクトを新設するということで、ダクトや、空調屋、弊社が招集され、現場にてそれぞれの会社の施工方法を説明してほしいいとご依頼を受けました。

画像:吸気ダクト据え付けにおける生地加工

・現調からご発注まで

一般的な壁材、天井材であるならば、ダクト屋が加工して済むのでしょうが、テント生地となると、ダクト屋さんがどのように加工してよいのかわからないということで、弊社が招集されました。

Φ300のダクトを3か所新設する必要があるということで場所を確認し、穴をあける方法、ダクトを貫通した後の処理方法を説明しました。その場で見積もり金額を提示しその場でご発注をいただきました。

ダクトの工事に合わせて弊社が伺い、貫通補修をするという段取りになりました。

画像:吸気ダクト据え付けにおける生地加工

・施工の詳細

今回の様なケースはよくあることで、補修後隙間なく、いかに綺麗に仕上げるかがポイントとなります。

今回は天井部となり、H3500程度の場所でしたので、多少作業のしずらさはありましたが、ご覧の通り綺麗に仕上がりました。

Φ300の中心を出し、対角に数か所切れ目を入れダクトを貫通させます。この切込みが大きすぎると隙間ができてしまい、小さいとダクトが通らいことにあるので最も神経を使う作業です。

ダクト貫通後、切り込んだ生地をダクトに添わせるように仮止めし、あらかじめ用意してきた共生地のテープで固定します。

今回ブース自体の大きさが1辺20m程度の大きなものでしたので、天井部の生地に張力がかかっている状況でしたので、念のため切り込み部には、あらかじめ用意しておいた補強生地を取り付けました。

補強生地を取り付けておくことで、常に働いている張力で切り込み部から生地が裂けることを防ぐことができます。

画像:吸気ダクト据え付けにおける生地加工

・施工完了

ささっと作業をしたので、ご担当者様にはもう終わったんですか?と驚かれました。

補強材、補修テープをあらかじめ用意していたので現場での作業時間を短縮することができましたが、これらを現場で製作していたなら、1時間強現場作業は増えたことでしょう。

今回の様な小さなことでもご相談いただければ、テント屋としてベストのご提案をさせていただき、もちろん施工も請け負わせていただきます。

どうもありがとうございました。
画像:吸気ダクト据え付けにおける生地加工