群馬県桐生市

画像:鉄骨フレーム修繕及び生地張替工事

・ご依頼内容

今回の案件は、弊社ホームページをご覧になられた運送会社様からのお問い合わせとなります。

ルート運送を行っていたドライバーさんが、顧客先の軒先店にトラックをぶつけてしまい、修理の見積もりをしてほしいという内容でした。

トラックが接触した場合テントのフレームに大きな損傷があることが多く、最悪の場合は、鉄骨フレームを新規で作った方が良いことが多々あることを電話でお伝えさせていただき、現場を確認することになりました。

施工前の状態

・現調とご提案

後日、現場に伺ってテントを確認したところみな目にはさほど損傷がないように見えました。

そこで、90℃を正確に計測することができるL型定規を当ててみると見事なまでに軒先部がすべて約30℃くらい曲がっていました。さらに確認を進めていくと、数か所鉄骨の伸びも確認でき、見た目以上に変形が激しいことが判明。

トラックがテント軒先部の真横から押した様子で、ドライバーさんがテントへの接触に気付き、バックしたおかげで1方向に曲がっただけで済んだようでした。

とは言え強力な力で曲げられた鉄骨フレームは、人力で元に戻るようなものではなく、現場における溶接作業で直すことで見積もりを提示させていただきました。

施工前の状態

・製作と施工の準備

被害者である店主様として、配達品の荷捌き場として使用している場所でもあり、日よけとして、なくてはならないテントなので、1日で直してもらいたいと強くおっしゃていたので、すべて現場で行うことにしました。

依頼主である運送会社のご担当者様よりご発注をいただいてから、まずは生地の型どり作業、フレームがゆがんでいるにもかかわらず、元の形を考えながらの型どり作業となりました。

施工経過

・施工経過と施工完了

施工当日は、曲がってしまっている鉄骨フレームをカット、原型をとどめている部分はいじらず、形をキープしながらの修繕作業です。

鉄骨を切っては溶接し、切っては溶接しと、午前中はずっとこの作業の繰り返しでした。
綺麗に復元することができた鉄骨フレームに塗装を施し、乾燥待ちです。

最後に生地を張りこんで完成です。
直線部はしっかりと直線をだし、きれいに仕上がりました。

家主さんに確認をいただき、きれいになったテントを見て、こんなにきれいになるもんなんですねと、感心していただくことができました。

運送会社様にも連絡をし、家主さんのご了承をいただけたことを報告し、無事終了となりました。
どうもありがとうございました。

ビフォーアフター