某企業様(栃木県宇都宮市中島)

画像:クリーンルーム内芯材式間仕切りカーテン

・ご依頼内容

今回の案件は弊社ホームページをご覧になられたご担当者様よりお電話にてお問い合わせをいただきました。

電話にて現場状況、間仕切りをする目的について明確にお知らせいただいたので、現場確認をしなくとも見積算出は可能でしたが、現場が配送センター様であるということで、より良い間仕切りの方法をご提案できることがあるのではという思いがあり、現場を確認したうえで見積書を提示する運びとさせていただきました。

画像:クリーンルーム内芯材式間仕切りカーテン

・現調とご提案

現場を確認すると間仕切りをご計画されている天井部にエアコンの室内機が2台干渉することが判明、お客様は生地をくりぬいてくれれば良いですとおっしゃっておりましたが、クリーンルーム内におけるクリーンブースの新設を目的とされているので、完全な開口としてしまっては、虫の侵入やほこりの侵入を予防することができないことを説明させていただきました。

そこでエアコンの吹き出し部のみにメッシュ素材を加工設置することで、空気の流れを作ったうえで、虫、ほこりの侵入を防止することができることを提案させていただき、この内容での見積書を提示させていただきました。

提示後、すぐにご発注頂きました。後にご担当者様から教えていただいたのですが、弊社とは別に相見積もりをとられていたそうです。
施工方法について弊社とは相違点があったらしく見積り高額でもあったとのことです。

画像:クリーンルーム内芯材式間仕切りカーテン

・施工のポイント

問題になったのが、やはりエアコンの吹き出し口とのことで、コンペ会社様は、鉄骨でフレームを据え付け、鉄骨フレームに開口部を設けることでエアコン吹き出し口干渉の問題を解決する方法だったらしいです。

私も1度同じ方法を考えましたが、今回の現場は基本的にカーテンは常に広げた状態で使用するのが大前提であることから、カーテンに開口部を設けることエアコン吹き出し口の問題解決できるなら安く済むことを、現調の時にご担当者様に確認をとっておりました。

また天井の軽天を確認したところ一般的な軽天より釣材が少なかったこともあり、極力天井から吊り下げる重量を少なくする必要性があることも、現調時にご説明させていただきました。これらの条件を考慮したうえで、弊社お勧め仕様における間仕切りカーテンの受注となりました。

画像:クリーンルーム内芯材式間仕切りカーテン

・施工経過と施工完了

商品搬入、搬出時の出入りに必要な出入り口を3か所設け、出入り口はマグネットポールで密閉性能を格段に向上。

カーテンの裾(下部)は15mm程度長めに製作、内外側の温度差や圧力の違いから生じるカーテンの動きを軽減するよう、チェーンを袋に仕込み、別に取り付けることも行います。

取付作業には職人2名1日作業にて作業終了。

施工後、ご担当者様に検収を行っていただいた際、エアコン吹き出し口のメッシュ加工について大変喜んでいただけました。

またマグネットポールの使いやすさ、床の凹凸に合わせた生地加工。
施工前いろいろとお客様のご心配されていた内容をクリアーしているカーテンをご確認いただき、大変喜んでいただくことが出来ました。

平日の施工を可能にしていただけるよう、スケジュールの調整などを行っていただけ、施工当日はスムーズな施工を行うことができたのも、すべてご担当者様のお陰です。

いろいろとお世話になりました。
どうもありがとうございました。
画像:クリーンルーム内芯材式間仕切りカーテン