某企業様(栃木県宇都宮市平出)

画像:ターポリン出力加工及び設置

・ご依頼内容

今回は東京都テントシート工業組合の青年部にてお付き合いをさせていただいている、同業者様よりご用命いただき製作・施工を行うことになりました。

支給データをもとにターポリン(膜材)に出力し、施工が出来るような状態に加工、ワイヤー吊り下げ式にて施工を行うという内容です。

お話をいただいた時点では、資料が何もなかったので現場詳細がわからず、概算見積もりの提示となりました。

数週間後現場の確認に出向き現調を行いました。

そこで最終見積となりました。

・製作、加工、設置

芸能人の顔の色が変わってしまっては大変になるため、顔部分の出力を先行でクライアントに確認いただき、色チェック後の出力となりました。

出力後弊社工場にて加工開始、W9000mmxH6400mmという大きさと、出力部分に傷を少しでも付けないよう十分配慮して加工行いました。

施工当日、すみやかに晴れ渡る気持ちのいい朝となり、順調に作業が進みターポリンを取り付ける為の、ワイヤー設置が完了。

画像:ターポリン出力加工及び設置

・施工完了までの詳細

ターポリンの据え付けも完了と午前中に作業を無事終えることができました。

とここで、クライアントより指摘が!!!

テレビ部分の出力の色が途中から変色しており、黒いはずのテレビが一部赤茶色に変色しているっではありませんか!!!

画像で見てわかるかどうかというレベルではありますが、あってはならない事態が発生。

原因は出力機のヘッド不良による色むら出力でした。

原因が分かったところでターポリンの色は変わるものではありません、テレビの部分だけを出力しなおして上から貼ってみてはどうだろう!

カッティングステッカーに出力して貼ってみてはどうだろう!

全てを製作し直してやりかえれればどうだろう!

などなどいろいろなことが議論されました。

施工日は日曜日、出力会社も休み。

とはいえこれは休み返上で対応してもらわなけれ死活問題です。

早々に出力会社に電話をかけ速対応してもらえるよう確認。

この時点で既に15時を回っていました。

最終的に新たな出力を製作しなおして、月曜日のあさ9:00より取付作業を行うということで各所調整が整ったので16:30過ぎ。

ここから出力屋さんに頑張ってもらって出力が出来上がり、テントファクトリーに到着したので午前2:00でした。

そこから大急ぎで加工開始、徹夜作業のかいあって午前7:00には梱包までしっかりと終了することができました。

月曜日はすでに2件ほど現場が重なっており、3件現場のトリプルブッキングではありましたが、全ての案件を無事収めることができました。

本来このようなことがあってはいけないのですが、起こってしまったハプニングをどうにか対処することができました。

同業者の方には大変迷惑をかける結果になってしまい、どんなに詫びてもお詫びしきれない気持ちでいっぱいです。

設置は1週間ほどの予定の為、撤去当日同業者の方も東京から現場に来てくださったので、誠心誠意お詫び申し上げました。

月曜日朝までに間に合わせてくれたんだから大丈夫ですよとおっしゃていただけたものの、悔いの残る現場となりました。

2度とこのようなことが起こらないよう心の手綱を引きしめて、日々精進したいと痛感した現場となりました。