大手住宅メーカー様(栃木県下野市)
・ご依頼内容
今回の案件は8年程前から弊社にご依頼いただいてる、大手住宅メーカー様の工場内ヤードのテント上屋生地張替工事となります。
・施工内容
元々はスレート屋根だった上屋となり、鉄骨フレーム事態はテント生地を取り付けるようにはできておりません。
したがって、L15mxD3mというサイズにもかかわらず、ロープで思うようにラッキングできるのは2面のみ。
この2面もラッキングはできるものの、テント用に作られたフレームではない点から、通常のラッキングとは全く異なる方法でしかラッキングができないという状況です。
このような状況であれシワを出さず、生地にはしっかりと張力を働かせ、テンションがかかった状態で仕上げるのが腕の見せ所という現場です。
まあ本来なら鉄骨を加工して、4面ラッキングができる様にしたいところではあるのですが、鉄骨加工費をかけずとも施工ができているので、なかなか予算の計上が厳しいご様子です。
なんせ今回のサイズの上屋が32面もありますので、1年に2・3枚交換してはいますが、すべての交換が終了するころには、初めに交換した生地の劣化が進行しているという状態なわけです。
・施工経過と施工完了
何はともあれ8年も施工を行っている現場なので、職人も施工方法は心得ており、迅速に作業を進めることができました。
今回は、以前の業者さんが施工したロープがかなり痛んでおり、すでに劣化により切れて落ちてしまっているところが多々見受けられたため、劣化の進行しているロープをすべてラッキングしなおしました。
ロープが切れて落ちてくるといった状況という事は、ほとんどのロープがダメなんだろうなと予測していた通り、古いロープはほぼ取り換えることになりました。
まだ生地が十分使用できる状況にも関わらず、ロープだけが劣化してしまえば、冬場の強風や、台風などで簡単に生地が飛んで行ってしまうことになりかねません。
今回の生地張替に伴いロープの点検、補修が完了できて良かったです。