建設会社様(栃木県さくら市押上)

画像:テント上屋生地補修工事

・ご依頼内容

今回は知人紹介により建設会社様からのご依頼にてテント上屋の天膜生地補修工事となりました。

長年取引されていただテント屋があったとのことですが、そちらのテント屋さんが体調不良により仕事ができなくなり、困っていたとのことでした。

知人の紹介でもあり、お役に立てるならばと思い引き受けさせていただきました。

画像:テント上屋生地補修工事

・現地調査と受注まで

詳しい内容が不明なまま、まずは現場に状況を確認に伺ったところ、生地のつなぎ目がかなりの範囲ではがれてしまっている状況でした。

原因として考えられるのは、生地製作時の電力熱量不足による溶着不良、経年劣化による生地破損でした。

経年劣化による生地破損であれば天井膜の上に乗って作業するのは困難であることをお伝えしました。

部位分前にすでに見積もりを施主様に提示してある案件であるとのことで、今から生地張替の予算をとるのは難しいとのことでした。

経年劣化が進行していれば、つなぎ目を張り合わせたところで漏水を止めるのは不可能に近いと思いますと伝えたうえで、弊社に依頼が来る前に決まっていた施工方法にて施工することになりました。

本来であれば見積提示前に天井膜上の状況をしっかり把握したうえで臨みたい現場でしたが、いかんせん提出済み見積ありきでバトンタッチされたので、そのままやりざる負えませんでした。

画像:テント上屋生地補修工事

・補修作業開始から施工完了まで

予定していた材料分の補修を終えたものの、すでに生地の劣化はかなり進んでいる状況で、補修テープで修繕できるレベルを超えていますが、あくまで元受けさんの提出済み見積ありきの案件でしたので予定材料補修終了をもって作業を終了しました。

3日後くらいに元受け様より一報があり、まだ雨漏れが治っておらず、前回補修したところ以外も見てくれないかとのご依頼でした。

そこで改めて状況を説明させていただきました。

補修で漏水を止められるレベルではないこと、最善は生地張替であること。

施主様とどのような状況なのか我々は知る余地もありませんので、それでも元受け様は今一度天井に上って補修を行ってほしいとのことでした。

そこで改めて2度目の補修。

生地の劣化が進行しているため繊維層が露出しており、繊維層より水分がしみ込んでくる状態の為であることを撮影。

元受けさんご理解いただき施主様にご説明していただきました。

その後の進行を現在待っている状況です。

一回目の施工終了時現状をお伝えしておけば2度手間を防ぐことができたと考えさせられました。

元受け様不在であれ、状況報告の大切さを痛感しました。

ありがとうございました。