某企業様(群馬県富岡市)

画像:テント倉庫天井膜補修工事

・ご依頼内容

今回の現場は、通常の現場とはことない少々危険が伴う現場となります。

テント倉庫の屋根部が劣化の為、部分的に穴が開いてしまい、全面張替見積もりと、部分的に補修する見積もりの2パターンを提示させていただいたところ、今年度予算で部分補修、来年度予算で全面張替とすることになりました。

画像:テント倉庫天井膜補修工事

・現場での作業状況

今回のような現場の場合、どうしても屋根の上を歩かなければ作業ができません。

屋根の上を歩くといっても劣化の進行した膜材の上となると、少し荷重がかかっただけで、簡単に破れてしまう状態です。

そこで、足場板を移動しながらの作業となるのです。下地鉄骨の確認をしっかり行いながら、足場板を移動しての作業はなかなか大変なものです。

この作業をしっかりと行わなければ、落下してしまうので、慎重かつ迅速に作業を行いました。

生地を天井に据え付けるには13tクレーン車を1台使用し生地を広げるのは、人力作業で行いました。

生地が天井を覆い、完成してしまうとなんてことない作業に思われますが、我々テント屋の仕事の中で1番危険な作業といっても過言ではない作業の為、現場で作業する作業員には慎重に作業に取り組むよう常に声をかけておりました。

画像:テント倉庫天井膜補修工事

・施工内容の詳細

生地の端部にはすべてシーリングを施し、古い生地と新しい生地のジョイント部からの水の侵入をふさぐ処理もしっかりと行っております。

今回使用した生地は、フラット帆布マースを使用しておりますので、10年以上の対候性を兼ね備えておりますが、劣化の進んだほかの部分がいつまで持つのかによって、次回張替工事の時期が決まるとのことでした。

次回は天井膜張替もしくは、CAP工法での作業になるよう説明をさせていただきました。

どうもありがとうございました。
画像:テント倉庫天井膜補修工事