茨城県つくば市

画像:ファーリングシェードセール新設工事

・ご依頼内容

今回の案件は、ご自宅兼会員制プライベートジムを新築された施主様からのご依頼です。

設計の段階からシェードセール設置を念頭において建築された建物への施工となります。

施工前の状態①




施工前の状態②

・現調からご発注まで

設計段階から計画されていたので壁4か所には、すでにアイナットが仕込まれており、コンクリート壁の中にある鉄筋に溶接されているといった状態でした。

強度的になんの心配もない素晴らしい設計でした。
ですので打ち合わせをに伺った際に、完成実寸を正確に採寸することができました。

なんのテントを製作するにしても正確な採寸作業は必須となるのですが、シェードセールを製作する上においても、この採寸が最重要ポイントといっても過言ではないくらいにシビアな採寸が必須となります。

帰社後採寸寸法を基に、設計を行い見積書と一緒に施主様に提示いたしました。

今回の施主様はすでにイメージが出来上がっていたので、即ご発注をいただくことになりました。

画像:ファーリングシェードセール新設工事

・シェードセールの製作

シェードセールの醍醐味は何といっても数か所の生地固定点だけで生地を広げ、固定するところです。
また、辺となる面にはえぐりといわれる曲線を設けることで、少ない力で生地に張力を働かせる役割があります。

意匠的にも非常に印象的で、美しくさえ思えるラインはシェードセールのだいご味の一つではないでしょうか!!
このえぐりこそがシェードセールを製作するうえで重要なポイントとなり、弊社ではえぐり率を設け日陰の大きさ、シェードセール設置角度などに合わせて都度設計を行っております。

図面を起こしてからプロッターという裁断機で生地を裁断し、えぐりの曲線にずれ、曲がりが発生しないよう製作に縫製していきます。
一般的なテント生地縫製と違い、曲線縫製には熟練の技術が必須となるため、弊社テントファクトリーにおいてシェードセールを縫製できる職員はまだ1名しかおりません。

これらの作業工程を踏んで、仕上がったシェードセール膜材に、ファクナー社の巻き取りきを装着してから梱包し、現場に運搬となります。

施工の様子

・施工完了

今回現場にはすでにアイナットが据え付けられていますので、取り付け作業は簡単に終わりです。
仕上がったシェードセールを施主様にご確認いただき、イメージ通りの出来栄えですと言っていただくことができました。

プライベートジムのバルコニーに据え付けられたシェードセールは、素敵な空間演出の立役者となっていました。
どうもありがとうございました。

画像:ファーリングシェードセール新設工事


画像:ファーリングシェードセール新設工事