競技場様(栃木県宇都宮市)

画像:技場安全マット

・ご依頼内容

今回のご依頼は、いつもお世話になっている建築会社様からのご依頼で、宇都宮市内某競技場内に設置されている安全マットの更新依頼となります。

ひし形マット4個、L型マット4個、既存マットの補修2個分という内容となります。

長年取り外されることなく同じ場所に据え付けられているマットは、一見何でもないように見えますが、マットを押すと生地がぱりぱりと破れ、すぐにボロボロになってしまうほど劣化が進行している状態です。

画像:技場安全マット

修繕前の状態

・ご注文の製品について

高速な状態で競技する場所なだけに、何かがあってからでは取り返しのつかない事故につながるという事で、定期的な更新が必須となります。

今回の更新ではより安全性を向上する為に、マットサイズを既存品より100mm大きくし、衝突した際の選手保護部を増やすように決定したという事でした。

また既存品は4角形であるマットをL型にすることで、より安全性を向上するという事になりました。

マットの製作については数か月に1度行っており、弊社製作担当者にとっては人の命を守る保護具を製作するという事で、身の引き締まる思いで製作にあたっている次第です。

画像:技場安全マット

・制作から施工完了まで

今回くらいのサイズになると、中に仕込むウレタンマットは、数個のパーツを接着して1個のパーツにします。

出来上がったウレタンマットより型どりを行い、生地を製作。

生地完成後ウレタンマットにプリエチレン製のビニールを巻いて生地の中に仕込みます。

ぴったりサイズで製作すればするほどウレタンマットの仕込みが困難となります。

まして今回の様なサイズであったり、L字型はなかなかのものでした。

仕上がりは見ていただいている通り、きれいにぴったりのサイズで完成です。

現場にて据付の際には、台車に積んでトラックを一周しながら固定しました。

固定にはベルトを別に製作し、そのベルトで固定します。

全ての固定が終了したのちに、縫製部が開いてしまっているマットの補修をすべて行い、半日の作業で終了しました。

これから長い年月選手に万が一の際にはしっかりと選手守てくれることでしょう。

どうもありがとうございました。
画像:技場安全マット