栃木県下都賀郡壬生町
今回の案件は、20数年前に設置した電動オーニングの更新工事となります。
更新の最大の要因となったのが、オーニング器具L字腕部の破損にあたり、交換部材が入手不可能であることでした。
ご依頼内容
施主様としては更新するか、撤去して違う何かを検討するか悩みどころだったことと察します。
10月頃に見積もり依頼であったということで、検討しますというご返事をいただき保留となっていました。
店舗の向きの関係上、西日がパンのショーケースに直接あたってしまい、食品なだけに絶対西日対策をしなければ、春から夏、秋口まで死活問題ないなりかねない重大な問題でありました。
3月に入って早々に5月位には電動オーニングの更新をしようと考えているのだが、前の見積りでお願いできますかと、電話にて連絡をいただきました。
施工前の状態とご提案
そこで、お店に伺い詳細打ち合わせを行いました。
西日の角度を考慮して、ショーケースの最下段は日が当たっても問題ないことを確認。
さらに、店舗前駐車場にハイル―フ車両が駐車しても支障のない高さをシュミレーションしたところ、出幅2500mmにて前タレ高さを500mmにすることで西日対策は十分であることが判明しました。
ただし、前タレの高さを高くすると風の影響を非常に受けるため、生地を固定する両端部の破れが発生しやすくなることを説明しご了承いただきました。
全開の見積もりはD3000だったためD2500にて再度見積金額を提示、若干安価になりご主人には喜んでいただけました。
正式にご発注をいただき、機械、生地ともに製作開始です。
製作と施工
もともと取付けられていたオーニングを撤去して、新たなオーニングを取り付けるため、元にブラケットが干渉してしまうので、新たなブラケットを製作、取付時に新ブラケットを現場で溶接することになりました。
施工は3名の職人で3時間程で完了。お店の休業日に合わせて施工スケジュールを調整したため、店前を最大限使用することが出来、効率の良い作業をすることが出来ました。
完成
作業を終え現場を離れる前に、奥様より保健所に提出するために試作したケーキがあるから、持って行ってといわれ、手土産にケーキまでいただいてしまい、誠に恐縮でした。
更新したオーニングテントが、これから数十年間は西日から大切な商品をしっかり守ってくれ、いい働きをし続けてくれることでしょう。
どうもありがとうございました。