栃木県那須塩原市

画像:店舗軒先テントの生地張替工事

・ご依頼内容

今回の案件は、建築会社様よりお問い合わせをいただき、お客様の貸テナントの軒先テントがボロボロになってしまったので、生地張替工事の見積もりをお願いしますというご依頼です。

建築会社のご担当者様はテントのことはわからないので、現場を見て見積もりをお願いしたいとのご意向でした。

現場に伺うと生地はすべて撤去されており、近いうちに建築会社の方で鉄骨フレームの塗装を行うということでした。

採寸を行いその場で見積もりを算出し、建築会社のご担当者様に金額を伝えるとその場でご発注となりました。

画像:店舗軒先テントの生地張替工事

・施工前の状態とご提案

画像ではわかりにくいのですが、軒先テントと膜壁がまったく別の構造物となっており、上は上、下は下という状態でした。

施主様とも話をし、出来ることなら上と下を1枚でつなげてほしいいとおっしゃるので、鉄骨フレームを追加すればきれいに一体化できるが、今のままの鉄骨フレームでは上下の境部に少しシワが発生してしまうことを説明させていただきました。

安価で済むのはどっち?とご質問。多少のシワは気にしないということで、後者の施工方法となりました。

画像:店舗軒先テントの生地張替工事

・施工経過と施工完了

隣接する両隣の店舗にも軒先テントが据え付けられており、どちらも隙間がほぼないという状態でした。

これには施工時苦労させられました。手は入らないペンチも入らない!!

どちらのテント生地にも傷などつけないよう、慎重に根気よくどうにか生地を仕込み、ロープでのラッキングをすることに成功。

今回の様な密接する場所での作業はたまにありますが、思いのほか苦労するものです。

今回は両サイドの隙間の無さにプラス、膜壁の膜材の取り付け作業するにも足場を確保するのがとても大変でした。

昭和初期に建築されたという建物なだけに、かなり老朽化が進んでおり、屋根上には無数の補修跡がありました。補修個所に足をつかないよう十分に気を付けたうえで作業をするとなると、足の踏み場があまりないという状態に!

運悪く、この日は強風。とはいえ仕事きっちり!!をモットーにしっかりとした作業を行いました。

施工後施主様が飲み物、お菓子を差し入れしてくださり、きれいになったテントをとても気に入ってくださいました。

どうもありがとうございました。
画像:店舗軒先テントの生地張替工事