某建設会社様(栃木県宇都宮市)

画像:目隠し養生膜製作/白膜加工

・ご依頼内容

以前より取引をさせていただいている建設会社様からのご依頼となります。

目隠し用養生シートを15枚製作してほしいとのご依頼でした。

建設現場でご使用になるのですか?と尋ねたところ、自動車レース車両の目隠し用で使用するとのことでした。

なを風の強い場所で設置予定なので、製作膜材費にスリット(風抜け切り込み)を2か所入れて欲しい。

スリットがあまり大きく開いてしまっては、目隠しの効果が損なわれてしまうので、強風時スリットが大きく開かないような加工をしてほしいとのご要望がありました。

・施工前の状態とご提案

本来スリットは、膜面で受けた風をスリット部より風抜けを促し、ハトメにかかる力を和らげる事が役割となります。

つまり、目隠し効果と、スリット効果は相反する効果であり、相反する効果を実現する難易度の高い案件となりました。

程よくスリットが開き、目隠し効果を持続できる程度の開きに調整するために、スリット部にメッシュ素材を付け、開きを制限する、小さなスリットを多く作り全体で風を逃がす。

ごみ紐をつけて開きを制限するなど案を出しました。

百聞は一見に如かず、モックサンプルを製作。

大型扇風機でスリットの開き具合を検証し、程よく風抜けができる丸ゴム縫製に決定。

1つのスリットにつき、3か所の丸ゴムを縫製することにしました。

・施工経過と施工完了

1つのスリットにつき、3か所の丸ゴムを縫製することにしました。

後日お客様にも確認していただいた上で、製作開始。

製作自体は難しいものではありませんので、早々に完成。

無事お客様に納品となりました。

ありがとうございました。