栃木県宇都宮市

今回の案件は、某メーカー様商品配送センターにおける新倉庫、旧倉庫間にて商品を移動する際の移動式屋根を作りたいとのご相談です

ご相談内容

新しく倉庫を建設し、旧倉庫間から商品を移動するために設置するローラー式レーンの一部が外部を通るため、雨天時商品の運搬をすると、商品が濡れてしまう為、雨天時のみ使用する移動式屋根ができないかという、ご相談を受けました。

建築の法規上及び消防法上増築での屋根設置はNGとなり新倉庫ができたのはいいのがだ、雨天時の商品移動に支障をきたしている現状を打破したいという、強いご要望でした。

画像:荷捌きレーン移動式雨カバー製作・施工

現調とご提案

ローラー式レーンを確認させていただき、ご使用方法を確認させて頂きました。
商品の大きさなどもリサーチして雨よけよう移動式カバーの大きさを算出し、その場で絵コンテを描きイメージをお伝えし、了承をいただきました。

追って図面を提示しご発注となりました。

画像:荷捌きレーン移動式雨カバー製作・施工

製作と施工

建物の間ということでスペースが限られており、移動式カバーを実際に移動して、保管場所に移動する際、道幅が狭くなっている部分があり最大寸法は、その隙間マイナス100mmに設定しました。

柱下部には70mmのゴム製車輪付きキャスターを据え付け、アスファルトの上でもスムーズに移動できる様な仕様にしました。

上段、下段で別の移動式雨カバーとし、ジョイント部についてフレーム自体を100mmラップさせて、生地を長めに設け、上段、下段における隙間からの雨の侵入をふさいでいます。
上下の隙間は50mmですので吹き込む心配はほぼありませんが、念には念をといったところです。

画像:荷捌きレーン移動式雨カバー製作・施工


画像:荷捌きレーン移動式雨カバー製作・施工

施工完了

設置が完了しご担当者様に確認していただき、収納場所への移動も実際に行い、どこにも干渉しないで移動できることを確認いただきました。

『これはいい、これはいい』と何度も連呼され、喜んでいただけました。

ご相談の時には「どうしたらよいでしょう」と投げかけていただいた案件でしたので、お客様のご要望すべてを解消する物を作り出す事に注力した結果として出来上がった商品となりました。

どうもありがとうございました。

画像:荷捌きレーン移動式雨カバー製作・施工