個人宅様(栃木県宇都宮市針ヶ谷町)
・ご依頼内容
今回は個人のお客様I氏よりメールにてお問い合わせいただきました。
工務店さんにご依頼しカーポートを建築中とのことで、車出入り口用間仕切りビニールカーテンを製作して欲しいとの事でした。
製作図面が添付されており、内容を確認しました。
すると、どうしてこうなっているのかな?
と考えさせられてしまう仕様が多くあり、返信メールに不明点を記載の上、メール返信いたしました。
お客様なりに使い勝手を考慮した上、起こした図面とは言え、やはり間仕切りビニールカーテンについて知識があって描いた図面ではないとの事で、最低限の修正を行った上で、見積書を提示いたしました。
間も無く受注となり、製作する事に!
・施工前の現状確認とご提案
今回は製作のみのご依頼でしたので、現場の確認は必要無かったのですが、どうしてもお預かりしている図面では、収まりが悪いであろうと想像する場所が2箇所ほどあり、余計なお世話とは思いながらも、費用をかけて製作した物が使い勝手が悪かったり、すぐ壊れてしまってはと思い、現場確認を申し出ました。
I氏立会いのもと現場にて詳細を打ち合わせしたところ、カーテンレールや付属部材のチョイスが室内用で考えていた事が判明。
危うく設置後すぐ壊れてしまう可能性が大きかったところでした。
また、図面上???と思われたところはお客様としては風による、間仕切りビニールカーテンのバタつきを抑えたいというところからの仕様だったようですが、それではすぐに膜材が破損してしまうことも判明。
という事で、車庫出入口間仕切りビニールカーテンは仕切り直しという事になり、その場で部材カタログをご確認いただきながら、膜材仕様、使用部材、開閉方向、隙間部の処理方法など詳細を決めさせていただきました。
帰社後改めて見積書を提示しました。
・製作から施工完了まで
改めてご発注をいただき、製作スタートとなりました。
必要最低限の部材で、最高の使い勝手を実現できるよう、芯材下部に取り付けてある落としピンを弊社テントファクトリーにて延長溶接を施したり、間仕切りビニールカーテン上部の隙間より雨の侵入を防ぐ為、タレを付けたりいたしました。中間のポールは車庫内より落としピンを操作、サイドポールのみ外側より落としピン操作するのよう取り付けました。
当初、お客様がご計画されていた仕様とは全く別物の間仕切りビニール芯材カーテンとなりましたが、プロである我々が自信をもって計画、施工させていただいた現場となりました。
今後、どんな小さな事でも、お気づきになる事があれば、お知らせ下さい。
どうもありがとうございました。