建築会社様(栃木県小山市)

画像:テント倉庫天井膜補修(CAP工法)

・お問い合わせから受注まで

今回の案件は以前よりお取引いただいている、建築会社様より顧客様のテント倉庫

が強風により破れてしまい補修できるか否かの確認をしてほしいという事でした。

早速現場を確認すると、生地の劣化により紙状になった生地が風にあおられ破れてしまった事が分かりました。

テント倉庫の屋根部40%程度が無くなってしまっている状況でした。

ただ壁部にまでは被害が及んでいなかったので、CAP工法での修繕工事を提案させていただきました。

CAP工法とはテント倉庫に使用されている生地部すべてを交換するのではなく、天井部分にのみ上から新しい生地をかぶせて、かぶせた生地を固定する方法を言います。

新たに鉄骨をつけ足して、付け足した鉄骨に生地を固定する工法となります。

産業廃棄物の発生を最小限に抑えることが出来、必要な部分だけの修繕が可能な工法です。

建築会社さんより施主様に説明していただき、すぐに受注となりました。

画像:テント倉庫天井膜補修(CAP工法)

施工前の状態

・施工の経過状況

今回の現場は隣接するテント倉庫との境界部の幅がわずか60cmしかなくはしごを立てる事すらできない環境でしたので、足場を設置することになりました。

とは言っても足場屋さんも、あまりにも狭いため作業には大変てこずっていたようでしたが、予定時間の範囲で作業を終わらせてくれました。

反対側は植樹された木が生えておりクローラー式リフター車の作業スペースを整地しないといけない状況でした。

普段あまりやらないことですが、地面の整地を行い平らにしました。

これでリフターでの作業が出来る環境が整いました。

生地を固定する為のラッキングバーを両妻面に設置し、同じくラッキングバーを両桁面に設置しました。

1日目の作業はこれで完了となります。

画像:テント倉庫天井膜補修(CAP工法)

・施工完了

2日目は朝1番より生地上げでしたが、レッカーのオペレーターより連絡が入り、場所が分からないというではありませんか。

どうもオペレーターさんが持たされた現場住所は間違っているらしく、正しい住所を電話にてお伝えし、遅れる事20分ほどで作業を再開。

生地をクレーン車でテント倉庫の上まで運び、テント倉庫の天井で荷ほどきを行います。

それからもう一度玉掛けしなおして、クレーン車で生地をひっぱり所定の位置に生地を下ろします。

この作業をしているときはとても大掛かりな工事行っている感じになります。

生地の位置が決まったら全面に生地を広げ微調整を行いながら、正確に生地の位置決めを行います。

ロープで外周すべてを固定し、ロープ固定部を生地で製作してきた上蓋で閉じ、コーキングで水の侵入をふさげば完成です。

延べ2日間の工事を無事終え帰社となりました。

作業中施主様である会社の社長さんが何度か声をかけていただき、ありがとうございました。
画像:テント倉庫天井膜補修(CAP工法)