栃木県宇都宮市
・ご依相談容
今回の案件は、以前数回ご注文をいただいている会社様より既存テント膜壁の生地がだいぶ傷んできており、風が吹くと鉄骨フレームもカタカタと音を出すようになっているので、修繕をしたいという連絡をいただきました。
・現調とお見積
早速現場の確認に伺うと、経年劣化により生地は半分無くなっている状況となり、鉄骨フレームについては腐食により部分的に、フレーム自体が無くなっていました。
また地面に打ち込んであるアンカーピンは全く効いていないという状況でした。
工場のご担当者様に修繕すべき場所をご確認いただき、異音が発生している理由と修繕方法についても説明させていただきました。
ご担当者様には十分な理解をいただき、後日見積もりを提示することに。
見積提示後すぐご発注をいただきました。
・制作と施工の詳細
鉄骨フレームの腐食部については現場にてカットし、新しい材料を溶接して本来の形状に復元。復元個所は6か所になりました。
ベースプレートを固定しているアンカーピンについてはΦ16mmが打ち込まれておりましたが、バールを使用して抜き取ると簡単に抜けてしまう状況でしたので、アンカーピンを二股に切断し、地中で2股に避ける構造に変更し、同じ穴に打ち込み直しました。
さらに、雨天時の水がアンカーピンの穴に入って緩んでしまうことを防ぐために、アスファルト、天然石、コンクリートにしっかりと効く、シーリング材を使用して、コーキングを行いました。
完全乾燥に24時間かかりますが、施工日は土曜日で工場はお休みなので、養生はせずに乾燥させることに。
鉄骨フレームを塗装し、ペンキの乾燥を待って生地の張り込み作業です。
ベースプレートをしっかりと固定し将来的にアンカーピンが緩んでしまうことを防ぐための防水を行い、鉄骨フレームの修繕、塗装を行って、生地を張り替えました
・施工完了
施工を終えると、まったく新しいいテント膜壁を据え付けたのではないかと思うくらいにきれいに仕上がりました。
ご担当者様の検収の際に『こんなにきれいになっちゃうもんなんですね。すごいですね。』と驚かれておりました。