フラワーショップ様(栃木県宇都宮市)
・ご依頼内容
今回は、知人の紹介により施工を依頼されたお花屋さんの店舗入り口に据え付けられている巻き上げ式テントの改修工事となります。
何はともあれ、現場に伺い店主様のご意向を伺いながら、現場状況を確認してみると、テントを固定している軒先部建屋下地の腐食がとてつもないことになっていました。
・施工前の状況とご提案
巻き上げテントがいつ落っこちてもおかしくない程腐食が進んでおり、表面の薄皮1枚でつながっているという状況でした。店主様もそれにはお気付きで、大家さんには言っているもののなかなか直してくれないと困っているご様子。
生地にお張り替えだけの考えで、ご依頼をされてておりますが、生地を付けたり剥がしたりしている間に、取付部ごと落っこちてしまう可能性が大いにあるのでどれだけ危険か目視していただける様、あちらこちらに空いている壁部隙間よりライトと、カメラを挿入、何度か撮影してみました。
内部を詳しく確認すればするほど大変なことになっていることが判明、店主さんは女性で建築のことなど知識がなくともどうしようもないほど腐食していることがわかるほどでした。
そこで、まずはこの状況を詳しく大家さんに伝え、テントの生地を張り替えるにも、張り替えることができないことを説明して、大谷さん側で建物の修繕をするなり、新たの設置用の柱を立てるなりの措置をとって
いただいてはどうですかとご提案させていただきました。
全てを弊社で受注して施工することは可能ですが、大家さんがやってくれるならお花屋さんの費用負担が減ります。
・施工前の調整と打ち合わせ
それから数日後、お花屋さん店主様より電話をいただき、大家さんがテント以外の改修工事をやってくれるとの連絡があったことをお知らせくださいました。
それは良かったです。
と同時にテントを取り付けることを前提とした改修工事をしてもらわないといけませんので、ご面倒でも大家さんがご依頼される改修工事会社ご担当者様と施工方法について打合せさせていただける様ご調整とっていただける様お願いしました。
通常この様な段取りは弊社で行う事が多いのですが、今回の場合お花屋さんが窓口になって振り分けをしているので、調整や段取りなど大変だったかと思いますが、うまくご調整いただけました。
後日、現場にて改修工事会社の担当者と打ち合わせを行い、詳細について相互に理解をし解散しました。
・施工の詳細と完了まで
今回のテントは、巻き上げ式テントとなっており軒下についていたものを新たに建てる鉄骨製柱に固定するため、上蓋が必須になるので忘れず取り付けてもらえるよう念を押して置きました。
改修工事が終わりテント取付に行くと、上蓋がついてなかったもののほかは寸法も打合せ通りに仕上がっておりました。
早速、新しい生地に張り替え、巻き上げ機を新しい物に交換した巻き上げ式軒先テントを設置しました。
取付作業自体は2名で小一時間となります。
動作確認を行い仕上がりの確認を店主様にして頂きました。
そこで改めて、店主様に上蓋について説明させて頂き、こちらで改修工事業者に連絡することになり即連絡。
なんでも、テントがついた状態が想像できなく取り付けないでいたとのことでした。
我々が現場の片づけを行っているうちに担当者が来られたので、一緒に採寸し後日上蓋がついた様子です。
テントが建屋と縁が切れ独立式になったことで、より長くご利用していただけることでしょう。