某パチンコ店様(茨城県ひたちなか市)
・ご依頼内容と詳細
今回の案件は、テントシート工業組合・東京都青年部会の会長様のご紹介により広島県でテント業を営まれている同業者様からのご依頼で、全国展開しているパチンコ店の新装開店に伴う、店舗入り口テント上屋の製作・施工の案件となりました。
会長様より電話をいただき、内容については詳しくはわからないけど北関東でテントの案件があり、広島からではコスト倒れしてしまうため、ビガーさんで対応してもらえないかとご用命頂きました。
勿論断る理由などありませんので、ありがたく引き受けることに。
・受注の詳細について
とはいえどんな内容なんだと、広島のテント屋さんからの連絡を待っておりました。
後日、図面をメールで頂き、電話連絡をいただきました。
図面を見る限りテント生地を設置するには不向きな内容となっており、広島のテント屋さんに確認したところ、やはり全く同じ見解でした。
納期が無いため元請けさんが図面の内容ですでに鉄骨フレームを鐵鋼屋に注文しており、製作に入ってしまっているというではありませんか。
広島のテント屋さんが元請けさん「図面の仕様では、生地を綺麗に張るのは難しいですよ」と伝えていただいているとの事で、それなりに施工していただければ結構ですとおっしゃっていただけました。
そうこうしているうちに、フレームの設置完了し生地の採寸に行ってくださいと連絡がありました。
元請けさんの現場監督さんと現場で打合せすることで、最終仕様は決定になるということなので、早速採寸に伺いました。
現場には、図面通りの鉄骨フレームが据え付けられておりました。
現場監督さんのご意向としては、やはり綺麗に仕上げたいとのことで、であればほんの少しフレームに手を加えれば綺麗な仕上がりする事が出来ますと提案させていただきました。
若干追加部材が発生するため、予算がオーバーしますがここは綺麗に仕上げることがミッションですのでその方法で施工してください、とご依頼を受けることになりました。
・施工開始から施工完了まで
現場監督さんとの一連の話を広島のテント屋さんに伝え、フレームに追加工事を行う方法について、承諾を得ることが出来ました。
施工当日はあいにくの雨、しかも気温がとても寒く凍えるような気温の中施工となりました。
既存鉄骨フレームにレーシングバーを現場にて新設し、綺麗に生地にテンションをかけられるよう、微調整を行いました。
また、既存鉄骨の大梁は直径80mmの丸パイプということもあり、そこにロープをレーシングするより、すっきりと見せる効果も狙ったうえでの施工方法となります。
施工後、現場監督さんに確認していただき、やっぱり専門家に作ってもらった方が良いものができますね、とおっしゃていただけました。
帰路にて、広島のテント屋さんにも完了の報告をさせて頂き、いろいろと面倒かけてしまい、申し訳ありませんとおっしゃっていただけましたが、とんでもございません。
こちらは楽しく一連の仕事をさせていただけましたとお伝えしました。