建設会社様(栃木県さくら市)
・ご依頼内容
今回の案件は、建設会社様よりご連絡をいただきました。
重機洗車場に屋根をかけて、雨の日の作業場として、夏場の日陰のある場所として活用したく、テントで屋根を作りたいと考えているとの事でした。
・現調とご提案
所有する重機も大型が多いためそれらの重機を入れられる大きさが必要であることから、まず一番大きな重機である、ユンボのサイズを計測しました。
このユンボが十分納まるサイズにてタテヨコ高さの寸法を決める事に!
事務所に戻ってから設計を起こし、図面作成、作成した図面を元に見積書を作成します。
お客様には計画している内容を可視化、建築にかかる費用を見れた方が、よいと考え、弊社では必ず図面と見積書を同時に提示させえていただいております。
設計担当にとってかなりの負担となっておりますが、お客様のことを考えれば、金額だけ提示されても内容がいまいち把握できなければ、判断のしようがないと考えているからです。
テント生地における建築物となると、まだまだ一般的に浸透している建築方法ではないという自覚もあるので、広く認知していただければと考えてもいます。
図面と見積書を提示させていただいてすぐにご発注いただきました。
・施工開始
基礎工事につきましては今回建設会社様という事もあり、お客様の方で施工するという事になり、弊社は基礎図面のみを提供することになりました。
テント上屋の製作スケジュールを組み、現場施工スタートスケジュールを決定しお客様が基礎工事を進めました。
鉄骨フレームの建方初日は快晴でとても気持ちの良い日でした。
順調に作業を進め当初予定通り1日目に鉄骨をすべて組み上げ、運搬途中に傷のついた場所を、ペンキにてタッチアップ。
見た目にもとてもきれいに仕上げ終わり、翌日の作業に備えテント生地をもやといわれる天井の一番高い部分に広げ、風の影響を受けない用ロープにて固定をして初日の作業を終了しました。
・施工完了
2日目は生地を広げてロープのラッキングによる固定です。
シワなどが出ないようにかなめとなる要所をまずワイヤーで固定します。
ここで正確な位置だしを行います。この作業が生地張を行う上で一番重要といっても過言ではありません。2日目も快晴、無風。生地張込み作業をするのに最高の日となりました。
サクサクと作業も進み、最終本締めを終え、クリーニングを済ませ、午前中に作業完了となりました。
今回のテント上屋サイズは10mx11mx高さ5.5m(有効)。3名の職人と1名クレーンオペレーターにより1日半で作業を終えることが出来ました。
初めてお話をいただいてから4か月位で引き渡しとなりました。
基礎工事をお客様にて施工された以外はすべて弊社にて施工させていただきました。