栃木県真岡市

画像:園庭にシェード膜を設置

・ご依頼内容

今回は保育園さんよりご連絡をいただきました。夏場、園庭に仮設プールを設置する際直射日光を遮るために日除けの膜を設置したいとのご要望でした。

日時を調整いただき現場で打ち合わせをすることになりました。

画像:園庭にシェード膜を設置

・現調とご提案

事務長様と園庭にて打ち合わせ、現場に行ってみるとすでにワイヤーが張り巡らせれいるではありませんか。

事務長様が自ら設置されたとのこと。このワイヤーにひっかけられる様な膜を作ってほしいとのご要望でした。

インターネットの通販サイトにて購入を検討されていたということでしたが、色々あって地元業者に依頼する方が良いという判断をされたとのことでした。

ここでワイヤーのテンション具合を確認すると少々テンション不足を感じ、今回このワイヤーを利用して、シェード膜を製作するデメリットをいくつか申し上げました。

1、生地の重みで生地中心部が垂れ下がるので、生地中心部は地面からどのくらいの高さを確保できるかわからない。

2、ワイヤーの設置工事を弊社で行ったのではないので、どの程度の張力に耐えうるのか不明

3、メッシュ素材とは言えあくまで日除け膜としての強度となるので、雨の際は撤去が必要。

4、女性が撤去するのは重量的にいかがなものか?

是が非でも、せっかく据え付けたワイヤーを利用したいという事務長様の意見を尊重するために、カラビナでつけ外しができる方法を提案。

その方法で製作した場合の見積もりを提示することに。既存のワイヤーに取り付けるところまで弊社にて請け負うことになりました。

設置後、中心部の高さが十分確保できない場合は、事務長がワイヤーの取り付け位置を上部に移動するとの事でした。

見積書提示後すぐにご発注頂きました。この時すでに7月下旬。

画像:園庭にシェード膜を設置

・施工経過の詳細

施工は8月4日、雲一つない真夏の炎天下。
さささーと膜を取り付けると、案の定中心部が垂れ下がり、大人が歩行するには支障がある様な状況に。

事務長様にも御確認いただきお伝えしていた通りになった現状を把握いただきました。

すると「どうしたらよいですか?」と初めて意見を求められました。

そこで、幸いワイヤーを固定しているコン柱の留め金位置を上に移動できる余裕がありましたので、地面から2m30cmほど最低地上高を確保できるところまで、ワイヤーの吊元を移動すればよろしいことをお伝えさせていただきました。

今述べた内容について、当初打ち合わせの時点で申し上げていた内容となり、議事録にも明記されていたので、議事録のご確認もしていただきました。

すると「来たついでにワイヤーの取り付け位置を上部に移動して下さい」とおっしゃりました。

そこで持参した道具で施工ができるのかを確認。
幸い持参している道具で施工は可能でしたので施工することになりました。

画像:園庭にシェード膜を設置

・施工完了

今回はお客様のご意向に沿って製作を行いましたが、弊社として推奨できる施工方法でありません。

計画段階からご相談いただいていればよかったのですが、我々にお話をいただいた段階ではすでに、取付ワイヤーまで施工が完了しているといった状況でしたので、いかんともしがたいことばかりでした。

弊社の施工ブログをご覧になられているお客様におかれましては、是非ともテント、膜材にかかわる何かでご検討いただいている際には、是非我々プロにご相談いただければと存じます。

ご相談いただければ、必ず最善案をご提案させていただくことができる様日々精進させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

画像:園庭にシェード膜を設置