栃木県足利市

画像:自販機及び休憩所テント上屋新設工事

・ご依頼内容

今回の案件は、自動販売機会社様からのご依頼で、お客様の敷地内に新たに自動販売機を設置するにあたり、飲料水購入時において、雨天時購入者が雨にあたらないようテントを自販機上部に設置したいとのことでした。

画像:自販機及び休憩所テント上屋新設工事

・ご発注から製作

建物の壁面を利用して庇を取り付ける方法で見積もりを算出し、ご発注をいただき図面を作成し最終詳細仕様をご確認いただき製作を行いました。

施工予定日の1週間ほど前に現場の確認を行いたく、設置現場に伺うと設置を予定されている会社様ご担当者様が、「大変申し訳ないんですが、壁に取り付ける方法が会社上層部よりNGとなってしまい、他の方法での設置を検討してもらえないですか!!」とおっしゃるではありませんか。

すぐに自動販売機会社に連絡すると、内容について把握されておらず雲行きが怪しくなってきてしまいました。

こちらとしては、すでにご発注書をいただき、契約締結を行い、すでに鉄骨フレーム、膜材ともに製作が完了しており、1週間後の施工に向けた段取りをつけている最中の出来事です。

画像:自販機及び休憩所テント上屋新設工事

・設計の変更と再製作

当初より自立型であるならば、まったく違う形状での提案をさせていただいておりますが、壁取付庇型でD2mというのが必須条件でしたので、出来上がったテントを自立型にするのには少々無理があります。

がしかし、出来上がテントを利用するしかないので、片持ち式にて新たに図面を作成、通常4本のアンカーで十分な強度を出せるところ、6本にし、ケミカルアンカーでの固定仕様にしました。

今回出幅が2mありますので本来であれば前方にも柱を入れたいところですが、お客様のご要望でいれるわけにいきません。

自動販売機会社、設置する会社様に図面を十分確認いただき、最終ご発注書をあらためていただきました。

【設計図面①】




【設計図面②】




【設計図面③】




【設計図面④】




【設計図面⑤】



画像:自販機及び休憩所テント上屋新設工事

・施工完了

施工当日、施工には2名の作業員で9時から14時頃までかかりました。

生地はセルジオフェラーリ502を使用し、仕上がり後きれいな緑色が休憩所を彩っていました。

初めにご発注頂いてから3か月が経過しており、我々の関与しないところでいろいろとご苦労があったのだと感じていましたが、最後の検収の際お客様の方から『連絡がとても遅くなり迷惑かけてしまってごめんなさい』といっていただけ、安堵することができました。

どうもありがとうございました。

画像:自販機及び休憩所テント上屋新設工事