茨城県土浦市

画像:開閉式テント上屋の修理

・ご依頼内容

数年ほど前に弊社にて設計、製作、施工を行わせていただいた、開閉式テント上屋の施主様よりお電話をいただき、トラックがテント上屋にぶつかってしまい、鉄骨フレームが曲がってしまったので、修理をしてもらいたいとご連絡をいただきました。

画像:開閉式テント上屋の修理

・現調で施工前の状態を確認

何はともあれ、まずは状況を明確に把握するため、現場に急行。
すると大梁であるラチス部が曲がっていることを確認。

トラックドライバーさんが荷台を上げたまま前進し大梁に気づかなかったため、接触してしまったそうです。ドライバーさんの加入している保険で修理を依頼することになるので、ドライバーと連絡を取ってほしいと言われ、連絡先をいただきました。

施主様は「再三注意している事なので、曲がったままにしていると、他のドライバーさんに示しが付かないから、しっかりと修理したい」とおっしゃっておられました。

見積書を作成し、ドライバーさん、保険屋さんに提示し、早々にご発注をいただきました。

補修前の状態【1】




補修前の状態【2】

・修理方法と施工経過

修理する方法はいろいろありますが、現場は毎日稼働している場所でもあり、可動が止まれば売り上げにも関係が発生することから、時間をかけずに修理できる方法として、破損している梁(ラチス)と同じ寸法の物を製作、運搬し曲がってしまった梁(ラチス)と入れ替えるという方法で施工をすることにしました。

干渉する部分の生地は一度撤去し、破損した梁を外すのが一番てこずるところでもあり、どうにかこうにかボルトを外すことに成功。

新しい梁(ラチス)と入れ替えて、生地を元に戻し塗装のタッチアップをして完了です。

ビフォーアフター【1】

・施工完了

現場での作業時間は3時間弱で完了しました。

施工には13tクレーン車1台、高所作業車1台、作業員2名での作業でした。

作業時間を予定より短縮することができ、施主様には大変喜んでいただくことができました。

今回の様なことは無い方が良いに越したことはありませんが、また起こった時にはよろしく頼みますという言葉を頂きました。
どうもありがとうございました。

ビフォーアフター【2】