栃木県宇都宮市

画像:既存テント上屋有効地上高変更工事

ご依頼内容

今回の案件は、数年前よりお取引させていただいている、某電気系メーカー様の工場内トラック荷捌き場軒先テントの改修工事となります。

ウィングボディーのトラックによる荷捌きを行うようにするために、既存軒先テント有効高をGL(地面)より、H5000を確保できるようにするのはどうしたらよいか、一度現場にて相談させてほしいとの連絡をいただきました。

施工前の状態【1】

施工前の状態とご提案

後日現場に伺うと、W11000mxD5000xH4500の組み立て式軒先テントが設置されていました。

設置より20年以上経過しているものの、まだ使用できるので、H5000を確保しながら再利用できる方法を検討して欲しいとのご要望です。

現場を確認した上で、ご担当者様に率直なところ難易度の高い工事になることをお伝えさせていただきました。
とはいえお困りごとを解消するにはどうしたら良いのか確認しながら模索し、数通りの方法を提案させていただきました。

コスト的、強度的に条件に当てはまる施工方法2パターンでの見積もりを算出する方向となりました。
数日後ご連絡をいただき、年度内での施工を条件にご発注となりました。

施工前の状態【2】

施工方法

今回の施工方法としては、GLよりH5000確保できる高さまで、既存鉄骨フレーム下部をカットし、必要強度を確保する様新たに鉄骨材を溶接するという内容となります。

また生地については、高さを確保するためにカットしたフレーム分以外は、従来通りの状態に戻すという内容です。

全て現場で、高所作業車を用いての現場作業となり、現場作業が滞りなく円滑に進むよう生地溶着パーツや溶接工材を事前に用意して現場にて作業開始となりました。

施工風景【1】

施工経過

工事は2日間を予定しておりました。現場における溶断、溶接は火事になる危険性を秘めているので、消防設備の用意を怠ることなくしっかりと準備してからの作業となります。

事前にお客様にて現場における商品やその他の物は移動されていたので当日はスムーズな作業が出来ました。

施工風景【2】

初日にまず鉄骨フレーム仕上がり位置の墨出しを行い、生地カット後の墨出しを行いました。

この時点でいくつかの懸念点が発生したので、急遽現場にて対応できる様段取りを整え、切断作業スタート。

全ての鉄骨を切断してしまうと現状復帰が困難になることから、区画をわけて区画ごとに溶断、溶接を行いました。

画像:既存テント上屋有効地上高変更工事

施工完了

1日目に全体工事の70%程度が完了しました。
2日目も引き継き溶断、溶接を行い完了後改めて採寸を行いH5000クリーアーを確認。

タッチアップを行い、生地ラッキングを行って無事作業終了。
2日目は午前中に作業を完了しました。

検収には現場担当者様以外に3名がお立会、無事完了となりました。
どうもありがとうございました。

【ビフォーアフター】